11月28日にクウェートで行われIOC(国際オリンピック委員会)の理事会で、スキークロスが2010年バンクーバーオリンピックから正式に採用されることになった。
トリノオリピックで正式種目となったスノボードクロスが一定の成功を収めたことから、スキー種目での採用も決まった形となる。
スキークロスとは、複数人が同時にスタートを切って、複雑な地形のコースを最初にゴールした選手が勝ちあがっていくという、極めてシンプルなルールの種目だ。アルペン種目に近いコースマネージメントや技術が求められる種目とされており、アルペン種目からの転向組にもチャンスの多い種目だ。
スキークロスは、2004/2005シーズンからFISワールドカップの1つとして誕生し、初代チャンピオンは日本の瀧澤宏臣だった。
なお、FIS(国際スキー連盟)は、今回のIOC理事会では、アルペン団体、スキークロス、女子ジャンプの3種目を提案したが、スキークロスが採用される形となった。
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