「Mr.メダリスト」こと、ノルウェーのチェティル・アンドレ・オーモット(35歳)が、現役引退の意向を表明した。
オーモットはダウンヒルからスラロームまでこなすオールラウンダーで、過去に1度のワールドカップ総合優勝を始めとして、ワールドカップのタイトルを総なめにしてきた。
それ以上にオーモットの名声を高めているのがオリンピック、および世界選手権でのメダル獲得数で、全部で20個のメダルを獲得している(そのうちオリンピックは8個)。
滑降以外はすべての種目で金メダルを獲得していることから、最近では滑降金メダル獲得に闘志を燃やしていたが、トリノオリンピック滑降で痛めた膝の回復状況が思わしくなく、引退の意向を表明した。
オーモットが最後にメダルを獲得したのが先のトリノオリンピックで獲得したスーパーGでの金メダルで、このときは「次は北京オリンピックの400メートルで、ヘルマン・マイヤーとメダル争いしている」とジョークを飛ばしていた。
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