アルペンスキー界のスーパースター、ボディ・ミラーは、スキーをHEADに変更することを発表した。なお、契約期間は2年、2008年までとなっている。
ミラーは今回の用具変更について、以下のようにコメントしている。
「HEAD はアルペンスキーの世界で強い歴史を持っていて、サポートできる環境も整っている。素晴らしいチームの一員になることで、また新しい挑戦に立ち向かうことができる。私のキャリアを次のステージへと飛躍したい」
ミラーの用具変更は、すでにお馴染みのものだ。K2→FISCHER(2000年)→ROSSIGNOL(2002年)→ATOMIC(2004年)→HEAD(2006年)と、ワールドカップで活躍するようになってからすでに5社目だ。ミラーは契約更新時(2年おき)に、そのとき一番フィーリングが良く、しかも契約金が高いところを、妥協せずに、躊躇なく選択する(これは代理人の意向も大きい)。
通常、用具変更は大きなリスクを伴う。用具変更に踏み切って低迷した選手は数多い。しかし、この男は、用具を変更するたびに新たな力を発揮し、契約したメーカーを大いに喜ばせている(ちなみに、このときに以前使用していたスキーをこけ落とすのも、お馴染みだ)。今回も、そうした器用さを発揮し、ファンとHEADスキー関係者を喜ばすことができるだろうか。
|