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ボディ・ミラー優勝! 地元での強さを見せつける 男子DH第2戦ビーバークリーク

大会名:男子DH第2戦ビーバークリーク 開催地:ビーバークリーク (USA)
日程:2006年12月01日 種目:滑降

 やはりこの男の地元での強さは伊達ではない。男子滑降第2戦ビーバークリークは、地元、およびアルペンスキー界のスーパースター、ボディー・ミラー(USA)が、強さを見せ付けた。

 前日のスーパーコンビでは、最初の滑降で圧倒的なタイム差でトップに立っておきながら、あっけなくコースアウトしてしまったミラーだったが、滑降の速さは光っていた。

 その滑降の滑りを今日も披露。しっかりとラップタイムを刻み、今季初勝利を飾った。なお、この勝利で、ヘッドスキーに嬉しい勝利をプレゼントしたことになる。

 2位にはディディエ・キュシュ(SUI)が入った。このところ元気のなかったキュシュだったが、久しぶりの表彰台となった。

◆◇◆ MICKYの現地レポート ◆◇◆

 スペシャルの滑降は、スーパーコンビの滑降で圧倒的に速かったミラーが優勝した。「このコースは(自分に)合ってる」と言うとおり、毎年、ここビーバークリークでの成績は、素晴らしいものがある。コースのほとんどが急斜面で、高度なターンを要求するこのコースは、彼のアンバランスな滑りにはちょうどいいのだろう。

 スタート直後はパラパラと舞っていた雪は、第1シード(ゼッケン15番まで)の中盤では大粒に変わり、スタート順により若干、有利・不利があった。しかし、ゼッケン20番台半ばからは雪も少なくなり視界もクリアになっていた。そうした不利なコンディションで2位になったキュシュ(16番スタート)は大健闘と言えるだろう。

 ヘッド・スキーの2人が1・2フィニッシュの一方で、いつもは圧倒的に強いオーストリア&アトミックは、振るわない。この極寒の気象状況とワックス(滑走面)があっていないということも考えられる。
 なお、キューシュは「スキーを変えて新たなモチベーションが生まれた」と言っており、マテリアルチェンジが成功だったことをアピールしていた。
 3位のスティーブン・ナイマン(USA)も健闘した1人だ。本人も「ボディは有名だけど、『ナイマン? それ誰』って感じだろう」と、この成績が与えたインパクトについて、得意満面だった。

写真:ボディ・ミラー (撮影/二塚幹夫)




No. Bib. Name Nat 1st 2nd Total
1 26 MILLER Bode USA 1:46.15
2 16 CUCHE Didier SUI 1:46.30
3 8 NYMAN Steven USA 1:46.48
4 22 FILL Peter ITA 1:46.53
5 30 WALCHHOFER Michael AUT 1:47.12
6 4 SULZENBACHER Kurt ITA 1:47.18
7 29 BUECHEL Marco LIE 1:47.46
8 5 MACARTNEY Scott USA 1:47.47
9 18 SCHEIBER Mario AUT 1:47.53
10 3 SULLIVAN Marco USA 1:47.60
11 42 STAUDACHER Patrick ITA 1:47.62
12 44 JERMAN Andrej SLO 1:47.67
12 13 HOFFMANN Ambrosi SUI 1:47.67
14 17 SVINDAL Aksel Lund NOR 1:47.69
15 45 CLAREY Johan FRA 1:47.75
16 9 GRUENENFELDER Tobias SUI 1:47.77
17 24 KROELL Klaus AUT 1:47.81
17 10 BERTRAND Yannick FRA 1:47.81
19 28 STROBL Fritz AUT 1:47.82
20 6 DALCIN Pierre-Emmanuel FRA 1:47.88
21 23 DEFAGO Didier SUI 1:48.00
22 32 GIRARDI Walter ITA 1:48.12
23 47 KUCERA John CAN 1:48.13
23 27 MAIER Hermann AUT 1:48.13
25 15 BOURQUE Francois CAN 1:48.27
26 34 BOTTOLLIER-LASQUIN Marc FRA 1:48.34
27 14 OSBORNE-PARADIS Manuel CAN 1:48.35
28 19 GRUGGER Hans AUT 1:48.38
29 38 POISSON David FRA 1:48.39
30 46 FISCHNALLER Roland ITA 1:48.41
31 41 OLSSON Hans SWE 1:48.52
32 31 THEAUX Adrien FRA 1:48.54
33 33 STREITBERGER Georg AUT 1:48.56
34 7 MICKEL Finlay GBR 1:48.70
35 11 BUDER Andreas AUT 1:48.72
36 39 SPORN Andrej SLO 1:48.82
37 48 ZURBRIGGEN Silvan SUI 1:48.87
38 52 GRAGGABER Thomas AUT 1:48.96
39 2 JAERBYN Patrik SWE 1:48.97
40 35 GRUENENFELDER Juerg SUI 1:49.01
41 56 HUDEC Jan CAN 1:49.03
42 1 KEPPLER Stephan GER 1:49.23
43 36 JOHNSON Justin J USA 1:49.35
44 55 ZRNCIC-DIM Natko CRO 1:49.68
45 54 FRANCIS Kevin USA 1:49.71
46 50 BECKMANN Christopher USA 1:49.73
47 43 STEHLE Johannes GER 1:49.85
48 51 MATTI Bernhard SUI 1:50.09
49 53 BRAND Olivier SUI 1:50.15
50 37 FISHER Erik USA 1:50.30
51 20 DENERIAZ Antoine FRA 1:50.34
52 49 FRISCH Jeffrey CAN 1:51.46


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