男子スラローム第3戦がビーバークリークで行われ、スウェーデンのアンドレ・ミューラーが初優勝を遂げた。2位にはミハエル・ヤニク(CAN)、3位にはフィレックス・ノイロイター(GER)と若手の選手が続いた。
日本からは佐々木明(チームTCS)、皆川賢太郎(アルビレックス新潟)、湯浅直樹(アルペン)の3人が出場したが、いずれも途中棄権や旗門不通過で2本目に進めなかった。
レースは大荒れだった。1本目で昨年のチャンピオンのジョルジョ・ロッカ(ITA)やベンジャミン・ライヒ(AUT)がコースアウト。日本が誇るツインタワーもやはり1本目で消えてしまった。出走者70人中、33人が途中棄権という荒れ模様だった。
そんな中、1本目トップに立ったのはアンドレ・ミラーで、2位にはテッド・レゲティ(USA)と続いた。
2本目もレースは落ち着きを見せず、8人が途中棄権という荒れ模様。1本目トップのミラーが2本目もよく攻めて初優勝。2位には、1本目5位につけていたヤニクがジャンプアップした。
スウェーデンは現在、非常に好調だ。今回はマルクス・ラルソンは途中棄権したが、ベストテンに若い2人がシード外から入る躍進を見せた。
日本選手にとっては、終わってみればチャンスの多いレースであったが、3人とも全滅とは幸先の悪いスタートとなってしまった。
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