スウェーデンのオーレで行われたワールドカップ最終戦男子大回転は、地元スウェーデンのマルクス・ラルソンが1、2本目ともに快調に飛ばし、ワールドカップ初優勝を果たした。2位にはフランスのステファン・ティソット(FRA)、3位には3戦連続でトーマス・グランディ(CAN)となった。
日本から出場した佐々木明(ガーラ湯沢)は9位(1本目12位)、皆川賢太郎(アルビレックス新潟)は11位(1本目15位)、期待された初優勝は来シーズンへと持ち越しとなった。
なお種目別総合優勝は、開幕5連勝のジョルジョ・ロッカ(ITA)が何とか逃げ切った。先の大回転最終戦で、追いかけるカーレ・パランダー(FIN)が怪我を負って不出場となったため、このレースが始まる前に決まっていたが、薄氷を踏む気持ちだったはずだ。
種目別2位はパランダー、3位はベンジャミン・ライヒ(AUT)と続いた。
また日本勢は、佐々木明が7位、皆川賢太郎が11位、湯浅直樹(北海道東海大)が31位となる。また、オリンピックの結果も含めたスターティングリスト(WCSL)では、佐々木8位、皆川10位、湯浅26位となり、来シーズンのスラローム開幕戦はダブル第1シード+第2シードとなる。
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