ワールドカップ滑降の開幕戦となる、レイクルイーズでの戦いの勝者は、これまでまったく陰に隠れていた男、フリッツ・シュトロブル(AUT)だった。
F・シュトロブルは、意外性のある選手として知られる。キッツビューエル・ハーネンカムでレコードタイムで優勝するなど、節々で記憶に残る勝利を挙げている。今回も、トレーニングランに出場しているのかどうかさえ記憶に残らないほど存在感がなかったが、本番で本領発揮。見事に滑降の開幕戦を制した。
2位には、調子をあげてきたチェティル・アンドレ・オーモット(NOR)。トレーニングランで見せた滑りはフロックではなかった。
3位にはマルコ・ビュッヘル(LIE)がトレーニングランからの好調をそのまま持ち込んで飛び込んできた。大回転のスペシャリストから始まったビュッヘルだったが、すっかり高速系種目でも上位の常連となってきた。
4位にはヘルマン・マイヤー(AUT)。また、ボディー・ミラー(USA)はタイムが伸びずに22位に終わった。また、もうひとりのシュトロブル、ヨゼフ・シュトロブル(SLO)は、49位と散々な結果だった。
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