オーストリア・シュラドミングで、男子ワールドカップ第7戦がナイターで行われ、日本の佐々木明(ガーラ湯沢)が2位表彰台を獲得。皆川賢太郎(アルビレックス新潟)も6位と大健闘。シュラドミングの夜は日本人の活躍に沸いた。
なお、優勝はカーレ・パランダー(FIN)だった。
シュラドミングで行われるナイタースラロームは、「盛り上がり」という面ではおそらくワールドカップ随一だろう。観客数という面では、キッツビューエルには劣るかもしれない。しかしコース脇に設けられた、決して広いとは言えない観客席に、3万〜4万の人々が詰めかけると、そのパワーは凄まじいものがある。
ナイター照明に照らし出されてた幻想的なピステ、それを囲む大観衆、僅か数時間、一晩だけの打ち上げ花火、それがシュラドミング大会だ。
2006年のシュラドミング大会は、日本人の活躍に沸いた。1本目皆川は4位、佐々木は5位と、2人が優勝を狙える位置につける。2本目は、皆川はやや遅れて6位に順位を下げたが、佐々木は2本目は3位のタイムで2位に上昇。自分の持つ、日本人最高位タイの成績を再び記録し、前戦の成績で失った第1シードの座を取り戻した。
皆川も、第一シード目前、現在のスタートリストは16位。「ダブル第1シード」も、現実味を帯びてきた。今シーズン、残されているレースは、トリノ五輪(ITA:2/25)、志賀高原2連戦(JPN:3/10-11)、オーレ最終戦(SWE:3/19)。まだまだ楽しみは続きそうだ。
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