3月14日、スイスのレッツェンハイデで女子滑降第9戦が行われ、すでに滑降のタイトルを決めていたオーストリアのレナーテ・ゲッチルが優勝。クリスタルトロフィに花を添える形となった。ゲッチェルはこれで今季8勝目となった。
2位には、スラロームのスペシャリストである、マルリス・シルト(AUT)が入った。これまで、コンビネーションのかかったレースを中心に、高速系のレースにも何度か出場していたシルトだったが、表彰台はこれが初である。大事な場面で大きな一発が出た形になる。
現在、総合ポイントトップのシルトは、この2位で大きく総合優勝に前進した。女王返り咲きを狙うゲッチェルは優勝したものの、20ポイントしか縮められなかった。逆転優勝への望みは、わずかしかない。
なお、種目別総合ランキングは、1位ゲッチェル、2位ジュリア・マンキューソ(USA)、3位リンゼイ・キルドウ(USA)というオーダーだった。
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