3月17日、スイスのレッツェンハイデでワールドカップ女子スラローム第9戦(最終戦)が行なわれ、ニコレ・ホスプ(AUT)が優勝した。
スラロームで今季すでに7勝していて、前日まで総合トップの座にいたマルリス・シルト(AUT)は、このレースではノーポイントのまま終了。総合争いでもホスプに逆転されてしまった。
この結果によって、女子の総合タイトル争いは一気に混迷することとなった。シルトは1本目2位に付けていたが、2本目に失敗して完走した中では最下位。2本目に普通に滑ってゴールしていれば、シルトの総合優勝が決まってもおかしくない状況だった。しかし結果は最悪のノーポイント。ホスプに30ポイントもの大量ポイントを先行されてしまった。
最終戦となる大回転は、ホスプが最も得意としている得意種目。普通に滑れば、俄然ホスプ有利である。
なお、種目別総合は、1位がシルト、2位がホスプ、3位がサルカ・ザーロブスカ(CZE)だった。
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