2月13日、オーレ世界選手権女子大回転が行われ、オーストリアのニコレ・ホスプが優勝。金メダルを獲得した。ホスプは滑降の銅メダルに続き今大会2つ目のメダルとなる。なお、金メダルの獲得はこれが始めてだ。
1本目4位だったホスプは2本目に圧倒的なタイムをたたき出して逆転優勝。もっとも得意とするこの種目で見事に栄冠に輝いた。
2位には
今大会絶好調で、この大回転でも金メダルの最右翼だったアニャ・パーソンは、1本目は7位と4冠目獲得に向けて絶好のポジションにつけたが、2本目に途中棄権して、ついにメダルを獲得できずに終わった。また、1本目トップで、トリノ五輪でこの種目で金メダルを獲得したジュリア・マンクーソ(USA)は5位に終わった。
2本目はフィンランドのコーチ、M・ボントのセットで54(ターニングゲート51)のゲートがセットされた。
1本目は4位に付けていたニコール・ホスプがベストタイムをマークして逆転優勝を飾った。初の金メダルである。優勝タイムは2分31秒72。2位に0秒85の差を付けてのぶっちぎりの勝利だった。オーストリアチームはこれが今大会初の金メダルである。
2位には地元スウェーデンの選手がまた活躍した。96年生まれ、まだ20歳のマリア・ピエテラェ・ホルムナーは、ワールドカップでもまだ表彰台を経験していないキャリアの少ない選手(ベストリザルトは6位)だったが、この大舞台で実力を発揮し、パーソンが落としたタイトルを十分に穴埋めした。
3位銅メダルはイタリアのデニーズ・カーボン(30歳)だった。03年のサンモリッツ世界選手権以来のメダル獲得となった。
日本からは湯本浩美(天山リゾート)と関塚真実(JWSC)が出場。湯元は43位、関塚は1本目で途中棄権した。
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