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WCS:優勝はマット、佐々木は途中棄権。男子SL オーレ世界選手権男子回転(本選)

大会名:オーレ世界選手権男子回転(本選) 開催地:オーレ(SWE)
日程:2007年02月17日 種目:スラローム

 2月17日、オーレ世界選手権では、大会最後の種目である男子スラロームが行われ、オーストリアのマリオ・マットが優勝。オーストリア男子に今大会初のメダルをもたらせると共に、自身には01年サンアントン世界選手権以来の2つ目の金メダルを獲得した。

 レースは大荒れだった。出場選手74人中、完走したのは僅か25人。第1シードで完走できたのは僅か5人という大波乱の展開だった。
 1本目で、メダルが期待される選手の大半が途中棄権。好調だったはずの地元スウェーデン勢も失望する結果だった。

 そんな中、マットだけは何故か好調。1本目、2本目ともスーパーラップでの完全優勝。2位に約2秒もの大差を付けての優勝だった。

 2位には調子を取り戻しつつあった、イタリアのマンフレッド・モエルグが入った。3位には、今季何度か上位に顔を出していたものの、ほぼノーマークだったフランスのジャン・バプティスト・グランジェが入った。

 日本からは佐々木明(グローバル)と湯浅直樹(アルペン)が出場。佐々木は1本目途中棄権に終わった。湯浅は1本目で15位と好位置に付けたが、2本目に順位を落として18位に終わった。

◆◇◆ Micyeの現地レポート ◆◇◆

 多くの途中棄権者を出した今回のレース、その原因は、雪質に起因すると思われる。
 1本目、2本目とも上部と下部、またその間でバーン状況が異なっていた。引っかかる雪と、アイスバーンが交互に出てくる状況で、これが選手たちを悩ませた。
 さらに、そこへ意地悪なセットが立てられ、これが途中棄権者を数多く出す結果となった。
 選手たちは口々に「意地悪なコース」と呟いていた。




No. Bib. Name Nat 1st 2nd Total
1 3 MATT Mario AUT 59.22 58.11 1:57.33
2 15 MOELGG Manfred ITA 1:00.55 58.59 1:59.14
3 22 GRANGE Jean-Baptiste FRA 1:00.49 59.05 1:59.54
4 1 RAICH Benjamin AUT 1:00.45 59.12 1:59.57
5 21 PRANGER Manfred AUT 1:00.41 59.41 1:59.82
6 9 JANYK Michael CAN 1:00.70 59.28 1:59.98
7 41 KARLSEN Truls Ove NOR 1:01.31 58.89 2:00.20
8 50 BURAAS Hans-Petter NOR 1:01.43 59.35 2:00.78
9 39 BIGGS Patrick CAN 1:01.48 59.96 2:01.44
10 49 MYHRE Lars Elton NOR 1:01.74 59.82 2:01.56
11 47 IMBODEN Urs MDA 1:02.27 59.51 2:01.78
12 23 HANSSON Martin SWE 1:01.79 1:00.19 2:01.98
13 43 ALBRECHT Kilian BUL 1:02.29 59.99 2:02.28
14 28 LIZEROUX Julien FRA 1:02.86 59.85 2:02.71
15 45 BAXTER Noel GBR 1:01.90 1:00.93 2:02.83
16 38 TREJBAL Filip CZE 1:01.85 1:01.38 2:03.23
17 56 SIMARI BIRKNER Cristian Javier ARG 1:02.70 1:00.90 2:03.60
18 34 YUASA Naoki JPN 1:01.53 1:02.94 2:04.47
19 61 FRANZEN Demian AUS 1:04.76 1:03.06 2:07.82
20 63 HEIMSCHILD Ivan SVK 1:05.00 1:04.15 2:09.15
21 60 TODOROV Dean BUL 1:06.63 1:02.98 2:09.61
22 11 MYHRER Andre SWE 1:01.04 1:08.86 2:09.90
23 72 ALAERTS Kai BEL 1:06.69 1:03.84 2:10.53
23 71 CAPDEVILA Guillem SPA 1:06.55 1:03.98 2:10.53
25 52 JITLOFF Tim USA 1:03.35 1:19.91 2:23.26


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